将棋自習室

ノマ四間級位者の今後 出来ない事はやらない

【将棋ノート余白】部活動見学

進学を控えた子供と志望校の学校見学に行く。説明会の後、お目当ての部活動の見学をする機会が。私からすると何十年ぶりの体育会系の練習風景。キビキビと動く部員の方々。良い!

そんな中、スポーツの練習を将棋と重ね合わせてしまう自分がいる。おそらく、保護者の中では一番熱心に見学している様に周りからは見えたはず…。

見学したのは球技なのだが、ボールも使わずに延々とダッシュレーニングが続く…これ、詰将棋かと。結局これが出来ていないと、最後に勝てない。最終盤でスタミナ切れとか、明らかなスピードダウンでは論外。逆に、これ(走力、スタミナ)だけを武器に試合で活躍する選手だっているくらい。重要。

その後は、その競技特有のステップワーク…寄せの手筋にも思える。その動き(ステップ)は知らないと出来ないものもあるし、理にかなった効率的なもの。やっている本人はそこまで意識していない場合が多いけど…。

どちらも競技力向上なのは勿論だが、自分の現状を確認する大事な「儀式」でもある。自分が学生の頃には無かった「ルーティン」…便利な言葉。調子の悪い時はこの時点で違和感を感じる。ここで「?」が出るようではボールを持った実戦練習(対局)なんて、とんでもない。某日本人メジャーリーガーも似たような事言っていた気がする。うむ、気付く事多い!と、結構強引に将棋にこじつけて、勝手に満足する帰路。

思い起こして自分。寄せ、詰めのルーティンもせずに対局する事もあるのを反省。負けてムキになり、連戦して連敗…これって必然。

一つの救い。詰将棋寄せの手筋も、ラントレやステップワークに比べれば、それ自体面白い事。一目で筋が見えた時には成長を感じる点。今日も明日もラントレやステップワークをしている若者の姿を胸に、私なりに精進を。

ちなみに、部活現役の頃からの名残で今でも私は、歯磨きの際は爪先立ち…。ジャンプ力が付くような気がして始めた…。おそらく自分の人生でもっとも続いている日課。将棋には全く関係ないので、あしからず。